追記8/29:Kplumeさんによると、専用設計でないため、バリトンでの使用はおすすめしていないとのことです。詳しくは、Kplumeさんにお問い合わせください。
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Kplumeリガチャー WoodBrass バンドレン・テナー用 を購入しました。
テナー用ですが、ルソーJDX5バリトン(テナー用が使える細身の旧タイプ)に使ってみました。(クラシック系とジャズ系の中間を狙い、中の絞り込まれたサイドウォールが削ってあります)
比較したのはSilverstein PreludeとBullseye RougeHot
いつもウォーミングアップに使うラクール前巻で・・
最近バリトン吹いてなかったのでリードが乾燥していてパリパリ言うなか、なぜかこのリガチャーだけは言いません。
息を入れるとこれまでなかった不思議な感覚。
金属リガチャーは初期の反動(反応じゃない)がガツンとてそれっきりですがこれはそうではない感じ。
初期反動がソフトなのにずっと手応えが続いてくれる感じ?
そのせいか、リードからのフィードバック(情報量)がとても多く感じます。
楽器も、息を入れてるだけで心地よいものと無反応でつまらないものとがありますが、このリガチャーは前者で、吹いてるだけで心地よい感じがします。
音色以前に、この感覚がこのリガチャーの良さのように思いました。
音色は、軽薄さがなく密度が濃い感じ。重心が下がった?かな・・。
まさにバリトンで求めていた音色です。
これを吹くと金属リガチャーは軽薄で蛋白に感じてしまいます。
Silversteinは、Kplumeと金属リガチャーの中間的な感じかなぁ・・・
ラクール前半は、あれこれ取っ替え引っ替えだったのが、最後の方はKplume一色に・・
以下、勝手な推測・・・
このリガチャー・・・
ミソはワイヤーにあると思いました。
単線の針金に対して細いものが撚り合わせてあるものは、性質が変わってきます。
・・・しなやかに
この場合曲げのしなやかさではなくて、引っ張りのしなやかさ。
ある意味バネのようなもの。これが、リードのヒールの振動や暴れにうまく作用してるのでは・・・?
いいサスペンションの車は、道路をしっかり掴める感覚と同じ??