ネックの焼き鈍し
今日は、オメガの話
やっぱりこの楽器は抵抗が強すぎる・・・
なんかいい方法は?・・・
ずっしりと重い。
ネックをたたくと、ヤマハのネックより硬い(高い)音がする。
ヤマハのネックはずいぶん吹きやすい
とふとひらめいたのが・・・
「焼きなまし」
早速、検索
すると、ヤマハのページで「音響焼鈍」なるものを発見。
なんでも、管楽器は製造過程でストレスが加わるとか・・・。それを取り除くのが音響焼鈍らしい。
むかし、楽器をオーブンで焼いてゆっくり温度を下げる・・・とかWEBで読んだ記憶が・・・
早速、やってみました。
温度管理は正確にはできませんが。
トーチでネックをテキトーに加熱し・・・
後は、そのまま冷ますだけ。
加熱しすぎたのか、ロウ付けのロウが融けてオクターブキーガイド?(トーンホールの近くにある、オクターブキーが横にずれないようにするパーツ)がずってきました。
何とか元に戻して・・・
今度はオクターブキーの台座が・・・動き出している~~~
なんとか戻して・・・
おしまい。
翌日早速吹いてみました。なんとすごく吹きやすくなっている!!びっくり。
あと、画像検索していて気付いたのですが、最近のネックには、オクターブキーガイドが最初からないものがあるようですね。
じゃ、取っ払ってしまおう!!
またまた再加熱。
ガイドを取っ払ってしまいました。
さてさて・・・
ガイド除去の効果は定かではありませんが、焼きなましでずいぶん小・中音量の反応がよくなり、楽に鳴らせるようになったように思います。
※ オクターブキーガイド・・・Wikipediaによると双柱と言うらしい
↓こちらが、焼き鈍し後。ガイドがありません。ラッカーが焼けて濃い色になってます。
↓
こちらが、以前の画像
追記
※管楽器調律というのもあるらしいですね。もっと低い温度で炙るように処理するらしいです。
その他キーワード:熱処理、調律